転職で「給与は、いくら欲しい?」と聞かれて答えたは良いけど「高すぎる!」と給与面がネックでお祈りされてしまったなんてことも多いはず。
でも、正直いくらくらいで提案すれば交渉が通るのか。指標がないことには、年収交渉を持ちかけることも一苦労でしょう。
そこで、今回は「年収交渉をするなら知っておきたい現実的な年収アップの交渉相場」について解説します。
いくらぐらいで提案すれば良いか分からなくて困っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
自分はいくらもらっている?交渉前に把握しておきたい年収の構成について
「年収」と言われているものは、以下で構成されています。
▼年収の構成
・基本給
・職務手当
・役職手当
・住宅手当
・通勤手当
・時間外手当
・休日出勤手当
・深夜勤務手当
・賞与など
中でも転職で言われる「年収」は、ここから通勤手当を抜いたものが「年収」として扱われます。
なのでもし前職の年収に関する質問をされた場合は、通勤手当を抜いた金額を伝えるようにしてみましょう。
これだけは知っておきたい!年収交渉の相場観
年収交渉での相場観は、現在年収+10%が相場で、それ以上の金額を提示すると高くなります。
実際、2013年1月〜2014年6月にdodaエージェントを利用して転職で年収アップした上位6,000名によると、最も年収が上がったのは28歳の転職であり、元の年収より9.4%ほど上昇という結果に。
このことからも分かる通り、最大で前職年収の10%前後が現在の転職市場の相場とされています。
なので、もし提示できる金額の基準が分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに具体的な年収交渉の切り出し方については、下記の記事で紹介しています。もし気になった方は、合わせてチェックしてみてください。
年収交渉を円滑にするために気をつけるべきポイント
必ず事前に自分の年収が大体どのくらいなのか、残業代と通勤にかかる費用がいくらぐらいになるかまで含めて計算しておきましょう。
理由として、年収交渉を持ちかけると、前職の残業代と通勤手当についても面接で聞かれることがあるからです。
とくに交渉金額を釣り上げて伝えたり、盛って前職の年収額を伝えようとすると、事実確認のため事前に自分が前職いくらほどもらっていたのか。掘り下げて確認されるので、必ず聞かれたらすぐ回答できるようにしておきましょう。
おわりに
今回は「現実的な年収アップのための交渉の相場観」について解説しました。
今までいくらで提示すれば良いか分からなくて困っていたという方は、ぜひ今回の記事を参考に年収交渉を進めてみてください。