年齢が上がってくると、価値観がズレて職場に居場所がないと感じてしまう方も多いはず。
とくに人間関係が良好でない場合は、同僚にすらつるんでもらえないことも…。
でも正直、自分では何がダメなのかっていうことも気づけないことも多いかと思います。
そこで、今回は「人間関係が上手くいかない人が無意識にやっているNG行動」について解説します。
もし今の職場の人間関係を少しでも改善したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
職場で求められるコミュニケーション能力とは?
相手に物事を齟齬なく伝えられる能力のこと。
具体的には「自分が今取り組んでいることが何なのか?」「相手が何を自分に求めているのか?」など。
リモートワークで働き方の選択肢が増えたことからも、人間関係を良好に保つ上で欠かせない能力となっています。
実際、dodaが2021年7月~2022年6月の1年間に転職した方、789人に調査したところ「人間関係が悪い/うまくいかない」ことを理由に転職したという方が20.9%。つまり、5人に1人が職場でのコミュニケーションに課題を感じているというわけです。
このことからも分かる通り、昨今の職場では相手に物事を齟齬なく伝えられる能力が求められています。
なぜ職場で人間関係が悪化してしまうのか?
では、なぜ人間関係が上手くいかないのでしょうか。
理由は、大きく分けて3つ。
- ゴールを示せていない
- 話したいことが先行しすぎている
- 近寄りがたい空気感を醸し出している
1.ゴールを示せていない
どこがゴールなのかが分からないというもの。
つまり「結局何がしたいのか?」「何をどうしてもらいたいか?」など。
今、相手に何をして欲しいのかといった要望をきちんと伝えられないことから起きる問題のことです。
これにより、業務の進捗理解に齟齬が生じ、プロジェクト内で成果物の差し戻しが多発。
結果、当初設定した納期より大幅なスケジュール遅延を招く可能性があります。
なので、他人と良好な関係を築くためには「どこを目指して仕事を進めていくのか?」といったことを示せるようにしなければなりません。
2.話したいことが先行しすぎている
話したいこと・理解してもらいたいことが先行して、本来伝えたいことが後回しになるというもの。
とくに業界歴が浅いと専門用語や正確性を重んじるあまり、相手が話を聞いて描くイメージや理解度を無視して喋りたいことだけを話してしまうなど。
聞く相手が話を聞くこと自体を億劫がってしまい、コミュニケーションの低下を招いてしまいます。
なので、話す前に何を相手に伝えたいのかを決めてから話すようにしなければなりません。
3.近寄りがたい空気感を醸し出している
常に忙しそう・機嫌が悪そうという理由で、距離感を作ってしまうというもの。
とくに威圧感を与える空気を構成することは、同僚や部下からの相談の機会を減らす要因に繋がります。
なので、もし空気が硬い場合は、聞かれたときだけでも今暇ですよと分かる空気で対応するようにしましょう。
職場の人間関係が悪化しすぎてしまった場合の対処法
もし人間関係が悪化する原因を改善しても治らない場合は、自分に対する印象が固定化されている可能性があります。
その場合は、付き合うコミュニティを変えることも検討してみましょう。
在職し続けるなら、他部署への異動相談。場所にこだわらないということであれば転職も視野に入れてみてください。
ちなみに、おすすめな転職サービスについては、下記の記事で紹介しています。気になった方はぜひ合わせてチェックしてみてください。
おわりに
今回は「人間関係が上手くいかない人が無意識にやっているNG行動」について解説しました。
もし、少しでも人間関係を良好にしたいと考えているならば、自分のNG行動を少しでも改善するよう努めていきましょう。