転職活動は、自分の叶えたいことを達成するために行うもの。
とはいえ、仕事のことを知らなければ、自分のやりたいこととそもそもマッチしているかどうかは分かりません。
そこで、事前準備に欠かせないものの一つに業界研究があります。
とはいえ、自分一人で調べていては時間がかかってしまうというもの。
そこで、今回は旅行業界をテーマに「業界の全体像と仕事内容」について解説します。
旅行業界ってどういう仕事があるのか、正直気になっているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
旅行業界の業界構造について
構造としては、以下の通り。
▼役割の概要
・お客様に旅行を楽しんでもらうために施設や交通機関を提供する「宿泊施設・航空会社・鉄道会社」
・旅行プランの提案や販売・ホテルや交通機関の提供を行う「旅行会社」
・旅行会社が企画・手配したツアーや宿泊施設・航空券といった旅行商品を代理販売する「旅行代理店」
旅行業界が抱える課題とは?
現状抱えている課題としては、大きく分けて3つ。
- 宿泊料金の高騰
- オーバーツーリズム
- 地方への観光分散
宿泊料金の高騰
コロナが終息してから、インバウンド需要が回復してきており、それに伴って宿泊料金が高騰しました。
なので、どのように外国人観光客を捕まえていくか、市場を開拓していけるかといった今後の戦略が注目されます。
2.オーバーツーリズム
外国人観光客の増加は、良いことばかりではありません。
というのも、文化の違う国からの訪問客が押し寄せたことによって、物価の高騰・交通渋滞・人混みの増加など。
地元住民の生活圏にも影響が出始めてきています。
他にも例えば、美しい風景を撮影するため、農地(私有地)へ知らずに足を踏み入れたり、生活道路や農道への違法駐車が増えて、生活交通が妨げられたり、アニメの聖地と言われる場所に、観光客が殺到。公道に駐留して、人混みが増加したり、帰り道にゴミを不法投棄して土壌汚染や水質汚濁といった環境汚染を加速化させるなど。
国内の観光客とは、また勝手の違った問題に対処する必要が求められています。
3.地方への観光分散
都市部の観光情報は、多くのメディアや地域のガイドブックなどに掲載されており、比較的情報として手に入りやすいため外国人観光客が集中しがちです。
なので、限られた場所に人が集中して、交通渋滞や人混みなどを引き起こしています。
こうした問題に対処するため、今後は主要都市以外の魅力も発信し、交通アクセスの改善や観光ルートの開拓を図りつつ、インバウンド需要を拡大し続けることが求められます。
旅行業界で働く方ってどんな人?旅行業関係の職種3選
では実際どういう仕事が旅行業界ではあるのでしょうか。今回は、旅行業関係の仕事を3つご紹介します。
1.ツアーコンダクター
現地のツアーガイドを行う仕事のこと。
具体的には、旅行会社が企画したツアーに同行し、観光地を案内・当日のスケジュール管理を行なったりするなど。
旅行者が安心して、旅行を楽しめるよう現地のガイドをしながら、宿泊予定のホテルまでお客様を送り届けます。
2.ツアープランナー
個人・団体向けに魅力的な旅行プランを企画する仕事のこと。
具体的には、顧客からのアンケート結果をもとに、営業担当者と連携して旅行のアイディアやプランを立案します。
これによって、旅行客に楽しい旅を提供し、地域経済の発展を促します。
3.カウンターセールス
旅行会社・旅行代理店の窓口で、来店した個人客に対して旅行プランを提案する仕事のこと。
具体的には、旅行に参加される当日のメンバーの確認・旅行のテーマ・予算などの要望を汲み取って、条件に応じたプランを提案します。
これによって、旅行中の不安やトラブルを少しでも解消し、思い出の残る安心した旅をお客様へ提供します。
おわりに
今回は「旅行業界に関する業界の全体像と仕事内容」について解説しました。
もし旅行業界に関心を持った方は、ぜひ求人へ応募してみてください。