【業界研究】鉱業界とは?転職するなら知っておきたい業界の全体像と仕事内容について解説【2024年版】

【業界研究】鉱業界とは?転職するなら知っておきたい業界の全体像と仕事内容について解説【2024年版】

転職活動は、自分の叶えたいことを達成するために行うもの。

とはいえ、仕事のことを知らなければ、自分のやりたいこととそもそもマッチしているかどうかは分かりません。

そこで、事前準備に欠かせないものの一つに業界研究があります。

とはいえ、自分一人で調べていては時間がかかってしまうというもの。

そこで、今回は鉱業界をテーマに「業界の全体像と仕事内容」について解説します。

鉱業界ってどういう仕事があるのか、正直気になっているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

鉱業界の業界構造について

鉱業界の業界構造について

構造としては、以下の通り。

鉱業界の業界構造

▼役割の概要
・鉱物資源を調査・採掘する「鉱業界」
・製錬・精錬・加工を専業で行う「鉄鋼業界」
・加工した金属素材をメーカーへ卸す「金属卸売業者」

鉱業界が抱える課題とは?

鉱業界が抱える課題とは?

現状抱えている課題としては、大きく分けて3つ。

  • 優良鉱山の減少
  • 特定国へ依存している鉱物資源の供給網の拡大
  • クリーンエネルギー移行と経済安全保障の両立

1.優良鉱山の減少

自国のため資源を有効活用しようという動きがあったり、国際的な巨大企業の一部が独占するようになったことで、鉱山の開発が難航。

優良鉱山の権益をめぐっては、権力争いが激化し、新規参入者を寄せ付けない状態が続いています。

実際、経済産業省の資源エネルギー庁によると、1970年代に金属鉱山数が246・鉱山労働者数も3万人前後いたのに対し、2007年時点では金属鉱山数はわずか11・鉱山労働者数も847と大きく減少しています

2.特定国へ依存している鉱物資源の供給網の拡大

国内では、鉱物の資源においても積極的に輸入しているものの、昨今では特定の国にだけ依存しているところも問題視されています。

実際、経済産業省の資源エネルギー庁の「日本のエネルギー2022年度版」によると、重要鉱物の一つであるリチウムは、51%が中国からの輸入。コバルトも55%はフィンランドからの輸入で成り立っています。

このように、特定の諸外国からだけの供給に頼り切ってしまっているので、経済から受ける影響を回避する上でも、輸入ルートは複数の供給口に分散することが求められているというわけです。

3.クリーンエネルギー移行と経済安全保障の両立

クリーンエネルギー移行とは、化石燃料を再生可能エネルギーに置き換えるというもの。

これにより、CO₂(二酸化炭素)をはじめとした温室効果ガスの排出を抑え、地球温暖化の防止に繋げます。

またエネルギーを新たに作ることで、輸入に頼ることなく自給自足でエネルギーを確保でき、国際経済から受ける影響を最小限に留めます。

鉱業界で働く方ってどんな人?鉱業関係の職種3選

鉱業界で働く方ってどんな人?鉱業関係の職種3選

では実際どういう仕事が鉱業界ではあるのでしょうか。今回は、鉱業関係の仕事を3つご紹介します。

1.探査

鉱石(資源)を探す仕事のこと。

具体的には、鉱物学・岩石学・構造地質学など地質学の分野や技術を用いて、鉱床の発見を目指します。

2.採鉱

採掘方法や採掘スケジュールを計画・管理する仕事のこと。

具体的には、鉱床の位置・形状・岩盤の強度など。あらゆる条件を総合的に評価・判断して、採掘方法を決定します。

3.選鉱

採掘された鉱石から、鉱物の色・磁性・溶解性など。

物理的・化学的に異なる鉱物を選定し品位の高い鉱物のみを回収します。

おわりに

今回のまとめ

今回は「鉱業界に関する業界の全体像と仕事内容」について解説しました。

もし鉱業界に関心を持った方は、ぜひ求人へ応募してみてください。

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