転職活動は、自分の叶えたいことを達成するために行うもの。
とはいえ、仕事のことを知らなければ、自分のやりたいこととそもそもマッチしているかどうかは分かりません。
そこで、事前準備に欠かせないものの一つに業界研究があります。
とはいえ、自分一人で調べていては時間がかかってしまうというもの。
そこで、今回は電気業界をテーマに「業界の全体像と仕事内容」について解説します。
電気業界ってどういう仕事があるのか、正直気になっているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
電気業界の業界構造について
構造としては、以下の通り。
▼役割の概要
・電力会社に資源や設備を提供する商社・メーカーといった「協力会社」
・協力会社から提供された資源をもとに電力を供給する「電力会社」
電気業界が抱える課題とは?
現状抱えている課題としては、大きく分けて2つ。
- 就業者の高齢化と人材不足
- 巣篭もり需要の増加
1.就業者の高齢化と人材不足
電気業界に限った話ではありませんが、就業者の高齢化と人材不足の問題は深刻です。
実際、総務省統計局の「令和2年国勢調査」の結果によると、2015年時点で319,501人いた就業者も2020年時点では317,856人へ減少するなど。
他の事業に比べて、元々の割合が少ないのはもちろん、着実に人材も減りつつあります。
2.巣篭もり需要の増加
コロナが明けたとはいえ、出社以外にもリモートワーク・ハイブリッドワークという選択肢が追加され、働き方が変化しました。
実際、総務省の「令和5年版 情報通信白書」によると、2,426社中51.7%がテレワークを導入しており、テレワークの割合はコロナ前と比較すると3割増という結果となっています。
なので、オフィス設備を縮小したり、完全テレワークにするなど。オフィスの利用が減ったことで、その分工事の案件にも少なからず影響が出ている現状です。
電気業界で働く方ってどんな人?電気業関係の職種3選
では実際どういう仕事が電気業界ではあるのでしょうか。今回は、電気業関係の仕事を3つご紹介します。
1.ラインマン
高電圧の送電線の建設・保守をする仕事のこと。
具体的には、発電所で生み出されている電気を電線から鉄塔へ伝えて電気の通り道を作ります。
とくに、鉄塔は100メートル以上のものまであり、工事には高い専門技術が要求されます。
2.電気工事士
公共施設・事務所・ビルなどあらゆる建築物の電気設備の設計・施工を行う仕事のこと。
具体的には、建物のコンセント・照明器具の取り付けから電球交換・冷暖房設備の設置まで。
電気に関わるものを手広く手掛けています。
電気通信工事のような弱電工事に分類されるLAN・防災設備の設置だけでなく、発電設備や照明設備など電力を多く消費する強電工事まで手掛けるのが特徴です。
3.CADオペレーター
CADシステムを操作して、設計図を作る仕事のこと。
具体的には、建築物の内装や電気・空調設備の配置など。
建築物の内容を決める上で、必要な要素を入れて作図します。
おわりに
今回は「電気業界に関する業界の全体像と仕事内容」について解説しました。
もし電気業界に関心を持った方は、ぜひ求人へ応募してみてください。