【業界研究】農業界とは?転職するなら知っておきたい業界の全体像と仕事内容について解説【2024年版】

【業界研究】農業界とは?転職するなら知っておきたい業界の全体像と仕事内容について解説【2024年版】

転職活動は、自分の叶えたいことを達成するために行うもの。

とはいえ、仕事のことを知らなければ、自分のやりたいこととそもそもマッチしているかどうかは分かりません。

そこで、事前準備に欠かせないものの一つに業界研究があります。

今回は農業界をテーマに「業界の全体像と仕事内容」について解説します。

農業界ってどういう仕事があるのか、正直気になっているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

農業界の業界構造について

農業業界の業界構造について

構造としては、以下の通り。

農業業界の業界構造

▼役割の概要
・米・野菜・果物といった農作物を栽培する「生産者」
・栽培した農作物を加工・調理する食品メーカーに卸す「卸売業者」
・スーパーやデパートといった農作物を購入する消費者への流通を担う「小売業者」

農業界が抱える課題とは?

農業業界が抱える課題とは?

現状抱えている課題としては、大きく分けて3つ。

  • 高齢化による農業の担い手の減少
  • 耕作放棄地の増加
  • TPPによる海外諸国との競争の激化

1.高齢化による農業の担い手の減少

農業に限った話ではないものの、やはり農業を実際に取り組む人々が年々減少傾向にあります。

実際、農林水産省が公表している「農業労働力に関する統計」によると、2015年時点では175万人いた担い手も2023年には116万人へと大幅に減少。

さらに、新規で農業の担い手になる人々も2015年時点では6万人程度いたのに対し、2023年時点では4万人程度と高齢化だけでなく新規の事業者も少なくなっていることから、業界としても農業の担い手が常に不足する状況が続いているというわけです。

2.耕作放棄地の増加

耕作放棄地や荒廃農地といった農作物がない地域の増加も危ぶまれています。

というのも、高齢化により、後継者不足で土地の整備をする人がいなくなっているからです。

これにより、国内の農作物生産量が減少し、食料自給率も低下。

国内で食料を生産する人の割合が減ってしまうことから、海外からの労働者の受け入れや農作業の自動化など。

農業人材の確保や業務の効率化が急務となっています。

3.TPPによる海外諸国との競争の激化

太平洋を取り巻く国々からなる「環太平洋パートナーシップ」(TPP)の問題も見過ごせません。

TPPとは、環太平洋でモノに対する関税を撤廃し、サービスや投資活動などが回りやすくするというもの。

具体的には、環境や情勢の変化によって左右される市場の価格調整を市場自体に委ねます。

これにより、市場が拡大し、海外の優れた知識や技術が普及しやすくなります。

一方で、優れた製品や知見が国内に一気に流れ込むため、競争が各市場で激化。

技術力が劣り市場の変化に対応できなくなると、海外諸国へお客様が取られ、結果、国内の市場は衰退へと繋がります。

中でも農業分野は高齢化による農業人口の減少・新規の担い手も減っていることから、限られた人材で競争に生き残る術を今後も模索していかなければなりません。

農業界で働く方ってどんな人?農業関係の職種3選

農業業界で働く方ってどんな人?農業関係の職種3選

では実際どういう仕事が農業界ではあるのでしょうか。今回は、農業関係の仕事を3つご紹介します。

1.農作物生産者

穀物や野菜などの農作物を栽培・メーカーや個人へ卸す仕事です。農業と聞いて真っ先に思いつく仕事ですね。

具体的な仕事としては、種や苗から農作物を育て、収穫時期に合わせて収穫するというもの。

土・日光・その他天候悪化や災害といった環境的な要因から害虫・動植物といった外的な要因まで。

作物を育てる他にも、環境に合わせた管理能力が要求されます。

2.観光農園スタッフ

観光客を中心に、農産物の収穫体験や鑑賞の場を提供するというもの。

イメージ的には、小学生の社会科見学で行くようなイチゴ狩り・ジャガイモ掘りのような収穫イベントの開催とかを想定しています。

なので、もし作物を育てるだけでなく、色んな人に作物の良さを知ってもらいたいといった方とかにはおすすめです。

3.農体験プロデューサー

農業体験や農業を生かしたテーマパークの運営管理をプロデュースするというもの。

企業や自治体と連携して、体験を通じて農業の楽しさを知ってもらう機会を作る仕事になります。

小さなお子様との共同作業で、将来の子供達に農業に対し関心を持ってもらいたいという方は、ぜひ挑戦してみてください。

おわりに

今回のまとめ

今回は「農業界に関する業界の全体像と仕事内容」について解説しました。

もし農業界に関心を持った方は、ぜひ求人へ応募してみてください。

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この記事を書いた人

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