真面目に働いて結果も出しているのに、なかなか昇給しないという経験はありませんか?
新卒から会社一筋で身を粉にして働いて来たのに、一向に収入が上がる様子がなくて、もしかして「これが普通なのか?」と考えてしまう方も多いはず。
でも実はそれ、給料が上がらない会社にいるのが原因かもしれません。
そこで、今回は「給料が一生上がらない会社の特徴」について紹介します。
もし頑張っているけど、給料がなかなか上がらないという方は、自分がいる会社は大丈夫な会社なのか。今後のキャリアの参考になれば幸いです。
真面目に働いても給料が上がらない理由
会社自体が儲かっていないから。この理由に尽きます。
というのも従業員の給料は結局、会社が売り上げた資金から分配され、給料として支払われるからです。
なので、従業員個人がいくら頑張って会社に貢献したところで、会社全社で売上が立っていないのであれば、どれだけ努力しても給料の天井はたかが知れてしまうというわけです。
真面目に働いているのがバカらしくなる…給料が一生上がらない会社の特徴
ではどういった会社だと、売上が立たず、給料が伸び悩んでしまうのでしょうか。
給料が上がらない会社の特徴は、以下の通り。
- 斜陽産業で戦っている会社
- 自社の業績を把握していない会社
- 取引先を選り好みしすぎている会社
1.斜陽産業で戦っている会社
斜陽産業というのは、トレンドが過ぎてしまい、売上高や生産高がピークで今後将来的にも回復が見込めない産業のことをいいます。
例えば一例を挙げると、今はインターネットが普及しているので、新聞や雑誌といった紙を使った媒体・テレビのようなチャンネルごとに放映される番組が決まっている媒体など。今後大きく成長の見込みのないジャンルがこれに該当します。
こうした分野で戦っていても、結局売上は業界の市場規模や市場に流れるお金の流通量によって最大値が決まっているので、大きな収益は見込めず、結果会社としても業績が伸び悩み従業員への支払いが少なくなってしまうというわけです。
2.自社の業績を把握していない会社
自社の業績を管理・把握していないケースも実は給料が大きく上がることはありません。
理由として、業績を管理していない企業は、行動一つひとつが短絡的になってしまい、会社に利益を残せないからです。
結局、会社といえど、従業員に支払う給料は会社の資金から支払われるので、売上の記録が残っていても、利益として会社にお金が残っていないなら給料を支払えません。
アルバイトで月10万円稼いだとしても、その月に9万円近くグッズや服を買うのに散財していたら、手元の財布には1万円しか残らないですよね?
それと同じで、売上を稼いだとしても、手元に残っているお金がいくらか把握できていないなら、使えるお金は一向に増えません。
つまり、支払える給料も上がらないというわけです。
3.取引先を選り好みしすぎている会社
会社を設立したばかりだったり、知り合いだけで取引を回している会社も昇給は期待できません。
というのも、発展のないサービスを使うユーザーは常に減り続けていくからです。
ゲームとかで例えると、いつまでもアップデートしないオンラインゲームでストーリーも単調。クエストやサイドストーリーも同じことの繰り返しでやれることがもうない状態だと、よほど好きなゲームでない限りは手放しちゃうのではないでしょうか?
それと同じで、これ以上、成長の見込みがない企業は取引先に徐々に見放されていきます。
すると、仕事で関われる企業数も徐々に減っていくので売上も落ちていき、最悪ある日クビを宣告されてしまったなんてことにもなりかねません。
実際、株式会社東京商工リサーチが毎年出している「倒産データ分析」のデータによると、2023年実績でも倒産企業の件数が8,690件に対し、73.4%が「販売不振」を理由に倒産しています。
つまり、販路を拡大せずに現状維持を続けるということは、給料を上げるどころか、将来的に仕事を失うリスクとの背中合わせにもなっているというわけです。
給料を上げるために今からやるべきこと
もし現職にそこまで不満がないならば、給料を現職で上げられないか、一度今の会社で交渉してみましょう。
というのも、上記の特徴を掴んでいたとしても、支払い能力までがないとまでは言い切れないからです。
むしろ、経営者といえど人間なので、事情次第では現状を変えるために給料の改定も検討してくれるかもしれません。
それでも、今の待遇が変えられず、現状に対して不満があるのであれば、一度キャリアの専門家に相談してみるのも手です。
リクルートエージェントでは、キャリア相談自体は無料で行っているので、気になった方はぜひ一度利用してみてください。
おわりに
今回は「給料が一生上がらない会社の特徴」について解説しました。
もし今後給料を上げていきたいと考えているならば、時期を見て、今自分はどうすべきなのか。今一度自分の人生観を見直して今後のライフプランを考えるキッカケにしてみてください。