転職活動を始めたいけど、今の職場に残るべきかどうか、正直まだ迷っているという方も少なくないはず。
でも現職に残る可能性があるなら、職場で嫌がらせを受けないためにも、転職活動は誰にもバレずに進めたいですよね。
そこで、今回は「周囲に気付かれずに転職を成功させる際の注意点」について解説します。
これから転職活動を始める予定があるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ転職活動をしていることは隠すべきなのか?
退職を認めてもらえなかったり、社内からの強い説得によって転職活動そのものに影響が出てしまうからです。
例えば、転職活動をしていることを周りに伝えてしまった場合。
もう辞める予定の人材ならばとチーム内の連絡網から急に外されて、残っている業務の進行を著しく妨害されたり、昇給・昇格を控えた査定の前で、転職を予定しているならと本来つくはずだった評価が失われて昇給が見送り。最悪、現在のポジションから降格を強いられるなど。
社内での立場が悪くなる可能性もあるからです。
そんな中で、まだ転職先が決まっていないとなると、現職に残るのは絶望的。前も後ろも逃げ場が立たれた中で、転職活動を進めなければなりません。
こうした不安定な精神状態だと、本来上手くいくはずの面接も予定通り進まなくなってしまい、結果職自体を失う可能性さえあります。
そこで、現職で必要以上の軋轢を生まないためにも、転職活動中は、転職すること自体を伏せて活動し続ける必要があります。
上司や同僚にバレずに転職活動を進める際の注意点
では、上司や同僚にバレずに、転職活動を進めるにはどういったところに気をつければ良いのでしょうか?
気をつける点は、主に以下の通り。
- 服装を自然に保つ
- 転職に関する話題を避ける
- 勤怠をきちんと守る
1.服装を自然に保つ
基本中の基本として、オフィス出社の際に、通常カジュアルな服装のところ、面接だからといって、あからさまにスーツのような正装で通勤するのは避けましょう。
というのも、正装だともろに「これから転職活動して、退職します」と意思表示しているのと変わりないからです。
通常の服装が正装ならいざ知らず、私服勤務可のところで、あからさまなスーツ姿はかえって目立ってしまうので、着替えとしてバッグに入れるなりして、当日面接前に着替えて面接会場に向かうよう心がけましょう。
2.転職に関する話題を避ける
オフィスにいるときは、転職の話や現場の士気を下げる発言も避けるようにしましょう。
理由として、転職に関わる話や現職の不満をあからさまに話していると、周りの上司や同僚に警戒されてしまうからです。
「この人、そういう思考で仕事しているんだな…」と他責思考だと、自身の昇進にも影響が出てしまいます。
転職活動をしているのがバレる・バレない以前に、現職で立場が孤立しないためにも、転職に関わる話題は避けるようにするのが無難です。
3.勤怠をきちんと守る
今まで欠席・遅刻・早退がなかったのなら、無断欠席・遅刻・早退等は、なるべく控えるように注意しましょう。
というのも休暇が続くと、精神面にも異常をきたしていると勘違いされるだけでなく、バックレの前兆とも捉えられてしまうからです。
こうしたことが続くと、現職での信頼も失ってしまい、転職活動どころの騒ぎではなくなってしまうので、転職をしたいなら勤怠もなるべく平静を装うよう努めましょう。
転職活動を終えても油断大敵?穏便に現職を退職すべき理由
仮に転職活動が終わっていても、油断はできません。
というのも、現職での素行が悪く、転職先の情報を現職で握られてしまっていると、転職先へ報告が入ってしまい、その結果、内定を取り消されてしまう可能性もあるからです。
とくに同業種での転職や隣接業種への転職だと、社長同士が知り合いだったりで、社員の情報が裏で出回る可能性も捨て切れません。
なので、内定が決まったからといって、ついうっかり転職先の情報を現職で話さないように注意しましょう。
おわりに
今回は「周囲に気付かれずに転職を成功させる際の注意点」について解説しました。
もし今後転職を検討しているという方は、ぜひ上記の点に注意して、転職活動を進めるようにしてみてください。