転職活動を続けてようやく念願の内定を獲得!
…となったは良いものの、複数の企業へ応募していると内定が多く取れてしまいがち。
とはいえ、入社できる会社は1社しかありません。選んだ会社以外は、お断りの連絡を入れる必要があります。
そこで今回は「複数の企業から内定が取れてしまった時の断り方」について解説します。
「内定を取れたは良いが、断り方に悩む…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
内定辞退する前に確認すべきこと
確認すべきことは、以下の通りです。
- 内定を断る理由があるかどうか?
- 入社意思はなく、内定を断って問題ない会社かどうか?
- 内定を受諾するかどうかの回答期限内かどうか?
とくに一度内定を断ってしまうと、他に採用予定の求職者がいた場合、繰り上げで他の候補者が選ばれてしまうため、内定辞退の取り消しができません。
したがって入社意思がなく、断ってしまって問題ない会社かどうか。最後に一度見直しましょう。
内定辞退する時の断り方
内定辞退しても問題ないと決めたら、早速辞退することを会社へ報告しましょう。
報告する方法は、電話かメールで問題ありません。対面で直接会社へ赴く必要はないので、内定を断っても問題ないと判断したら、すぐ連絡しましょう。
電話で内定辞退する場合の断り方
電話は、会社の営業時間に合わせて連絡するようにしましょう。時間にすると、基本10:00-17:00くらいが望ましいです。
断り方としては、以下の通り。
お世話になっております。先日面接頂いた○○(フルネーム)と申します。
お忙しいところ失礼いたします。採用担当の○○様はいらっしゃいますでしょうか?
—(採用担当者に電話を代わる)—
お世話になっております。先日面接頂いた○○(フルネーム)です。
お忙しいところすみません。先日は面接にご対応頂き誠にありがとうございます。
内定頂いた企業様を検討した結果、大変申し上げにくいのですが、内定を辞退させて頂ければと思いご連絡いたしました。
せっかくお時間頂けたのに大変申し訳ございません。
また機会がございましたら、その際は何卒よろしくお願いいたします。
それでは失礼いたします。
ポイントは「面接に対応して頂いたお礼を言うこと」と「内定を辞退する」という事実を端的に報告しているところ。
「内定を辞退します!」と事実をサッと伝えるだけでなく、相手に時間をかけて頂いたことに対するお礼もきちんと行うようにしましょう。
メールで内定辞退する場合の断り方
メールの場合も、会社の営業時間に合わせて連絡するのが望ましいです。もし内定通知書をメールで頂いている場合は、内定通知書が添付されたメールへ返信する形で記載します。
断り方としては、以下の通り。
○○株式会社 採用担当者様
お世話になっております。○○と申します。
先日はお忙しい中、面接へご対応頂き誠にありがとうございます。
内定頂いたところ大変恐縮ですが、他社様と比較した結果、今回は内定を辞退させて頂ければと思い、ご連絡いたしました。
せっかくお時間頂けたのに大変申し訳ございません。
また機会がございましたら、その際は何卒よろしくお願いいたします。
○○
ポイントは電話同様「面接に対応して頂いたお礼を言うこと」と「内定を辞退する」ことを端的に伝えているところ。
メール文だからといって、未練たらしくダラダラと長文に書いても結果は変わりません。
したがって、内定は断りますとストレートに書いて送るようにしましょう。
内定辞退を渋られた場合の対処法
場合によっては、内定辞退を渋られるケースもあります。
具体的には、応募してきた他の求職者に内定辞退をされてしまった場合やマッチ度が高く相性が良さそうと判断したところなど。
メールはスムーズですが、電話だと押し切ろうとしてくる場面も少なくありません。
ただ内定を受諾すること自体は義務ではないので、入社意思がない場合は、無理せず「大変申し訳ございません」とだけお伝えして連絡を終えるようにしましょう。
おわりに
今回は「複数の企業から内定が取れてしまった時の断り方」について解説しました。
頼まれたことを断ろうとすると、どうしても言い訳がましく言葉がしどろもどろになってしまいがちですが、生きていく中で仕事を変える機会は決して多くありません。
したがって、何となく断りづらいからという理由だけで回答を曖昧にせず、内定を辞退すると決めた場合は、堂々と断るようにしましょう。