結婚や子供の出産・教育などのライフステージの節目に立たされると、子供の成長を見ていくためにも、自身の働き方を見直したいと考える方も少なくありません。
とはいえ、どういう職場なら柔軟な働き方ができるのかと分かっている方も多くないはず。
そこで、今回は「ワークライフバランス重視の求人を見つけるコツ」について解説します。
もし今後、時短勤務や勤務場所に縛られない働き方ができる職場へ転職したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
柔軟な働き方が今求められる理由とは？
少子高齢化によって働き手の人口が減っていて、従業員の確保や維持が難しくなっているからです。
実際、内閣府の「令和6年版高齢社会白書（全体版）」によると、2023年10月時点で日本の総人口は1億2,435万人。
前年が1億2,615万人だったため、1年で200万人近くの人口が減っていることが分かります。
また65歳以上の高齢者も年々増えており、人口の約3割が高齢者と働ける人材にも限りが出てきています。
こうした現状から、限られた労働力で経済を回すためにも、企業は働く場所の選択肢を増やしたり、働く時間の制限を一部取っ払ったりするなど。
今までの常識に囚われない労働環境の提供が求められています。
柔軟な働き方ができる職場ってどう探す？求人情報からワークライフバランス重視の職場を見分けるコツ
とはいえ、時代に即した働き方ができる職場ばかりではありません。
企業の多くは、長年の慣習から従来の働き方を続けていて、今までの働き方をガラッと変えるのには抵抗がある職場も多いからです。
じゃあ、どのようにして柔軟な働き方ができる職場を探せば良いのでしょうか？
見分けるコツとしては、ズバリ求人情報をよく読むことです。見るべきポイントは、主に以下の3つ。
- フレックスタイム制を導入しているかどうか？
- 勤務場所に制限がない職場かどうか？
- 全国転勤が必要ない仕事かどうか？
1.フレックスタイム制を導入しているかどうか？
フレックスタイム制というのは、指定された時刻の間だけ、労働者側で始業・終業時間を調整できるというもの。
固定で勤務すべきコアタイムという時間を除き、始業と終業時間を早めて、他の社員より帰宅時間を繰り上げできたり、逆に朝が苦手な社員は始業・終業時間を遅めにするなど。
社員全員が一堂に会する時間を決めて動くことで、個人のプライベートな時間にも配慮した働き方を実現します。
2.勤務場所に制限がない職場かどうか？
勤務場所が出社のみの職場でないところもポイントです。
コロナが終息してから、フルリモートワークを維持できる職場は減ったものの、出社以外の選択肢として、週の半分をリモートワークとするハイブリッドワークという働き方も定着しました。
これによって、働き方にメリハリをつけられ、生産性向上にも繋がるなど。
オンオフを決めて、業務に取り組むことができます。
3.全国転勤が必要ない仕事かどうか？
柔軟な働き方を求める以上、仕事とプライベートとの時間の両立は欠かせません。
とくに転勤がある仕事だと、家庭や地域での生活を安定させることは難しく、ライフスタイルに合わせた働き方が実現しづらくなります。
こうした問題で働き方に制限をかけないためにも、職場は自社内勤務100%でできる仕事を選ぶ必要があるというわけです。
柔軟な働き方をしたいなら勤務条件の確認は忘れずに！
働き方を優先したいなら、勤務条件だけでも必ず確認してから入社するようにしましょう。
理由として、働き方の希望と合わない職場で働き続けることはストレスの増加や業務のパフォーマンス低下と著しく影響が出るからです。
こうした問題が続くと、入社後のミスマッチで短期での離職が起きてしまい、結果自分の経歴を傷つけることに繋がってしまうなど。今後のキャリアの選択肢を狭めてしまう恐れがあります。
なので、自分のキャリアを将来に活かすためにも、勤務条件を確認してから必ず入社を決めるようにしてください。
おわりに
今回は「ワークライフバランス重視の求人を見つけるコツ」について解説しました。
もし結婚や子供の出産を機に、今の働き方を見直したいと考えている方は、ぜひ職場を決める上での参考にしてみてください。
