転職で面接を進めていると、答え方に悩んでしまう質問を投げかけられることも多いはず。
中でも困る質問の一つとして「人生で後悔していることはありますか？」といった過去の失敗経験を問うようなものもあります。
ただネガティブな話題ということもあり、面接の評価にどう影響するか分からず、どこまで正直に答えるべきか悩んでしまうという方も多いはず。
そこで、今回は「人生で後悔していることはありますか？」に対する正しい答え方について解説します。
もし答え方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
人生で後悔していることを尋ねられる理由
失敗や挫折について、自分で自覚できているかを判断するために聞かれます。
というのも、仕事を進める上で必ず判断ミスや失敗はあると思いますが、その時に自分の過ちを認めないまま、プロジェクトを進めてしまって、後々取り返しのつかない大きな失敗に繋がってしまうことがあるからです。
会社としては、一度社員として迎え入れた以上、従業員にはいち早く仕事で活躍して結果を出してもらわなければなりません。
でもそんな折、失敗を自覚しないまま育ってしまった社員がいたらどうでしょうか？
きっと起こったミスや失敗の濡れ衣は、一緒にプロジェクトへ入ったメンバーに擦りつけようとするでしょう。
最悪そんなことが続けば、結果を出せる社員の離職にも繋がってしまい、プロジェクトの存続に関わる一大事に発展してしまいかねません。
そういった最悪な事態を防ぐためにも、失敗経験の有無を聞かれるというわけです。
「人生で後悔していることはありますか？」に対する正しい答え方
気を付けるべきポイントとしては「愚痴になりすぎないようにする」ということ。
やはり後悔というネガティブなテーマを取り扱う以上、伝え方によっては愚痴に捉えられても仕方ありません。
そこで回答する際は、不満をぶつけるだけになっていないかに気をつけて答える必要があります。
回答例としては、以下の通り。
Q.人生で後悔していることはありますか？
A.学生時代にもっと早く、自分のやりたいことを見つけて、何かに本気で打ち込んでおけばよかったと感じています。学生時代は、時間に余裕があり、休学・留学・インターンなど。自分を成長させる機会がたくさんあったにもかかわらず、私はそれを十分に活用できず、ただアルバイトに費やしてしまいました。この失敗を糧に、今ではやりたいことを見つけ、社会人としてコンテストや社外プロジェクトに積極的に参加し、日々成長を目指して努力しています。この後悔が、今の自分を前進させる原動力になっています。
人生で後悔していることを語る際のNG行動
愚痴にならないことはもちろん、後悔していることを全部語ることもNGです。
というのも、あくまで後悔していることを聞いているというだけで、面接は不満を暴露する場ではないからです。
なので、もし日頃から愚痴を言いやすい性格をしている方は、余計な不満を面接官にぶつけていないか。定期的に自分の発言内容を振り返るようにしてみてください。
おわりに
今回は「人生で後悔していることはありますか？」に対する正しい答え方について解説しました。
もし答え方に悩んでいるという方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
