「仕事で誇れる実績や成功体験はありますか?」と面接で聞かれて、何を答えるべきか悩んでしまう方も多いはず。
そこで、今回は「仕事での誇れる実績や成功体験はありますか?」に対する正しい答え方について解説します。
「華々しい経歴がなくて書くことが決まらず困っている」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
「仕事での誇れる実績や成功体験はありますか?」について尋ねる理由
きちんと考えながら仕事をしてきた人間かどうかを試されています。
具体的には、アピールできる実績や仕事を続ける上でやりがいを感じた場面など。
未体験の分野でもチャレンジして問題の解決まで導いてきたかどうか。また今後も頑張り続けられるかどうかを確認するために行います。
なので回答の際は、今後も活躍していけるという証明をしていきましょう。
「仕事での誇れる実績や成功体験はありますか?」に対する正しい答え方
意識するポイントとしては、以下の2点。
- 具体的なプロジェクトやエピソードを「起こった問題」→「実行した解決策」→「解決策を実行して変わった結果」の順で話す
- 成果や実績は数字を用いて、結果にどれだけ影響したかどうかを具体的に伝える
とくに気を付ける点としては、数字を使うといったところ。
なので「日付変わるまで仕事をやり切った」「1,000万円の原資を10億円にした」といった派手なエピソードは必要ありません。
ありきたりな内容でもキッチリとした結果を残したということを伝えることだけを意識しましょう。
具体的には、以下の通り。
Q.仕事での誇れる実績や成功体験はありますか?
A.先月開催された前任から引き継いだ炎上中の◯◯プロジェクトを完遂し、◯%の売上を叩き出して社内の歴代記録を更新したことです。
引き継いだ時点では◯◯プロジェクトは、何も決まっていないまま日付が経過。スケジュールの変更や要件の差し戻しが相次いでおり、プロジェクト自体が進行していませんでした。
そこでまずは、デザイナー・開発者・前任の担当者の3者を交えて、現状の整理を最初に行い、今後決めていくべき内容と具体的な行動計画を設定しました。
その後、決めた内容について終了地点の定義を明文化。管理部の承認を承諾・確約させてから、納品物を確定・プロジェクトを進行して完遂を目指しました。
報告・連絡・相談については、もともと口頭でのやり取りで「終わった・終わっていない」と認識齟齬による水かけ論で責任の所在が分からなくなってしまうという問題も発生していたので、タスクの進捗報告はチャットツールでの報告を義務づけ、報告フローの遵守を徹底させました。
結果、前年の同プロジェクトより、◯ヶ月以上工期を削減し、売上も目標達成率120%と大幅に成績を更新。
プロジェクトも仕事の流れをルール化することによって、後任へスムーズに引き継ぎできる体制構築を実現しました。
ちなみに成果や実績の魅せ方については、過去の記事で詳しく解説しています。気になった方は、そちらも合わせてチェックしてみてください。
短期離職が続いて誇れる実績や成功体験がない場合の対処法
短期離職で実績がない状態で転職活動をしてしまっている場合は、実務の実績に代わるもので能力を証明せねばなりません。
とくに制作職や開発職などクリエイティブな仕事につきたい場合は、単純な報連相によるコミュニケーション能力はもちろん、実務が遂行できる能力をポートフォリオのような成果物を作ってアピールしましょう。
ちなみに、転職のポートフォリオ作成で使えるツールについては、下記で紹介しているので、気になった方は合わせてチェックしてみてください。
おわりに
今回は「仕事での誇れる実績や成功体験はありますか?」に対する正しい答え方について解説しました。
もし具体的な回答方法について悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。