モノづくりに関わってきた経験を持つ者として「ポートフォリオ」は履歴書や職務経歴書と並んで、自身の実績を証明するのには欠かせません。
とはいえ、今やツールも多く何を使えば良いのか、どういう基準で選べば良いのかなど。選択肢が多く悩むことも多いハズ。
そこで今回は「転職ポートフォリオに使える代表的な資料作成ツール」を3つご紹介します。
「転職活動用に今までの実績をまとめたい…」「ツール選びにこれ以上、時間をかけたくない…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職ポートフォリオで使う資料作成ツールを選ぶ際のポイント
転職ポートフォリオで使うツールを選ぶ上で気を付けるべきポイントは大きく2つ。
- いつでも内容を編集しやすいものであること
- 既存のテンプレートやデザインの種類が充実しているものであること
理由として、ポートフォリオの役割はあくまで作品を一箇所にまとめるものに過ぎないからです。
ポートフォリオと聞くと、作る意識が先行し過ぎて細部にまでこだわって作ってしまいがち。しかし転職におけるポートフォリオは、あくまで自分の宣伝のためのもの。
ポートフォリオ自体としての価値ではなく、やってきた経験や積み上げてきた知見にこそ価値や可能性を感じてもらえなければ意味がありません。
そこで作るべき理想のポートフォリオとしては、実績が増えたらいつでも内容を更新でき、手軽に見映えを変えられるものが求められます。
したがって、初期の段階ではオリジナリティより手軽さでツールを選ぶ必要があります。
実績をまとめるのに役立つ!転職ポートフォリオで使える資料作成ツール3選
今回は実績の証明手段として、資料でまとめる場合の代表的なツールを3つご紹介します。
1.Canva
デザインツールの定番である「Canva」。
2013年のリリース以降、順調にユーザー数を伸ばし続けているサービスです。
ポイントは、プロ顔負けのデザイン性に富んだ豊富なテンプレート。
デザインに詳しくない素人の方でも、すでに用意されたデザインをもとに文字を差し替えるだけで華やかな資料にまとめることが可能です。
お堅い資料ではなく、キレイめな資料として実績をまとめたいという方にはおすすめです。
2.PowerPoint
プレゼン資料の定番ツール「PowerPoint」。
1987年のリリースから35年以上経った今でも、オフィスソフトの一角として使われているサービスです。
ポイントは、図形を駆使することで自由度の高い資料を作れるところ。
既存のテンプレートの形式に囚われず、細部まで作りにこだわり抜きたいという方にはおすすめです。
ただし買い切り型のPowerPointで作る場合、バージョンや変換する形式によってデザインの差異が生じる可能性があります。
したがって作り終えた後は、提出前に必ず変換結果をチェックしてから先方へ資料を提出するようにしましょう。
3.Googleスライド
老舗の「PowerPoint」と並び、プレゼン資料の定番ツールである「Googleスライド」。
2012年に名称変更と共にアプリとしてリリース。他のG Suiteと連携しながら使えるサービスとなっています。
ポイントはオンラインで編集でき、資料を持ち歩く必要がないというところ。
またGoogleアカウントでデータを共有できるため、出先でも問題なく作業を進めることができます。ファイルを添付せずとも、URLで内容を共有でき資料の持ち運びに悩むことはなく「出先でアプリを開いたら資料のデザインが崩れてしまった…」なんて心配もありません。
作業場所が、その時々で変わったり、外出が多い仕事をされている方にはおすすめです。
転職ポートフォリオで実績をまとめる際の注意点
ポートフォリオとなると、実績をたくさん並べようとしてしまいがちですが、やってきたことをすべて並べてはいけません。
というのも転職のポートフォリオは、作品を一箇所にまとめるとともに、自分自身が持つスキルや伸ばしたい経験を証明する手段に過ぎないからです。
例えば、イラストを例にする場合。背景の作りを武器とするもの、アニメのキャラ絵を武器とするもの、アニメーション自体を武器にするものなど。
似たようなジャンルでも専門とする分野は異なります。もちろん、できることを主張するのは大事ですが、自らの武器が何なのか。転職においては、自らが得意とする分野・領域の専門性を示さなければなりません。
したがって、転職ポートフォリオにする際は、作品を並べるだけでなく、自分自身がどういう分野のスキルがあり、伸ばしていきたいのか。ポートフォリオを見て、どういう方と並んで仕事をしたいのかを意識して、実績をまとめるようにしましょう。
おわりに
今回は「転職ポートフォリオに使える資料作成ツール3選」を紹介しました。
ポートフォリオを作るツールに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。