せっかく異業種転職するなら、収入は増やしたいというもの。
とはいえ、収入は業界の市場規模・会社の売上・利益・従業員への還元率などで決まるため、希望通りの条件になることが少ないのも実情です。
そこで今回は、本業以外で収入源を作る「副業OKな会社の探し方」について解説します。
「今より少しでも収入を増やしたいけど、副業ができる会社の探し方が分からない…」「会社に縛られない働き方をしてみたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ流行る?副業の活動が注目されるワケ
結論、本業の収入を上げることが難しいからです。
事実、厚生労働省で実施された「第132回 労働政策審議会安全衛生分科会」の「(訂正)【資料1】副業・兼業に係る実態把握の内容等について」で副業へ取り組んでいる方、159,355人に対し行なったインターネット調査の結果によると「副業をしている理由」としては、56.6%が「収入を増やしたいから」。「1つの仕事だけでは収入が少なすぎて、生活自体ができないから」という理由が39.7%にのぼり、生活苦である理由から副業を始める方がほとんどだということが分かります。
したがって、本業の収入とは別の収入源を得ようとする、副業活動が昨今注目を浴びています。
副業OKな会社の探し方
副業としての活動が増える一方、従業員の採用に苦労する会社は、人材流出のリスクや本業の業務への影響を恐れ、副業を禁止する動きがあります。
したがって、もし就業先で副業にチャレンジしたい場合は、副業自体が可能な会社を探す必要があります。
副業OKな会社の特徴について
副業OKな会社の特徴は、以下の通り。
- 取り扱いの難しいデータや資材を使う機会の少ない部署である
- 会社自体が設立してから歴史が浅く、業務のルール自体が整備されていない
- 制度を厳格化することで、他社へ従業員が流れてしまう原因になると考えている
いずれも、個人で業務が完結しやすいもの・働き方に寛容であることが条件となります。
したがって本業の仕事をしつつ、社外活動をしたいという場合、副業のしやすい環境を選ぶようにしましょう。
副業OKな求人が見つかるサイト3選
副業OKな求人が見つかる代表的なサイトを3つご紹介します。
1.Green
2006年にリリースされた転職サイトです。
取り扱っている求人は、設立間もないものから名の知れたサービスを取り扱った企業まで。IT・WEB業界を中心に口コミ評価の高い優良ベンチャー企業を中心に掲載されています。
ルールもこれから整備していこうという企業が多いので「実務でバキバキ鍛えていきたい」という方にはおすすめです。
2.Wantedly
2012年にリリースされた会社訪問マッチングサービスです。
通常の転職サイトや転職エージェントとは異なり、求人を紹介・斡旋するものではなく、直接企業と求職者が会って「機会を作る」ことに重点を置いているものとなります。
したがって、設立間もない企業が多く掲載されています。「企業の働き方に縛られたくない…」「自分でルールを作っていける仕事に携わりたい」という方にはピッタリです。
3.doda
2007年よりスタートした転職サイトです。
人材紹介サービスや求人情報を業界問わず取り扱っている総合型の求人サイト。取り扱っている企業は、中小企業〜大手企業まで。従業員数や企業規模問わず、数多くの会社が求人情報を掲載しています。
GreenやWantedlyと異なり、副業できない会社も多いので、副業にチャレンジしたいなら面接時に必ず確認するようにしましょう。
興味のある会社が副業NGな場合の対応について
企業によっては優先すべきルールや文化がそれぞれ異なるので、中には「興味ある会社だけど副業NGなら、入社は諦めようかな…」となってしまうこともあるでしょう。
そこで副業がもしNGな場合は、副業の定義を一度応募先へ確認するようにしましょう。
理由として「正社員を2社以上掛け持ちしてはならない」「他社との掛け持ちでアルバイトしてはならない」「そもそもマネタイズするものを取り扱うこと自体がNG」と会社によって副業の定義や解釈が異なるからです。
実際「副業による正社員の掛け持ちはダメだが、自分が運営するアフィリエイトサイトの運営やSNSなら収益化することは問題ない」という会社もあるので、副業はどの範囲がNGなのか。基準を必ず面談時に確認し、NGじゃない範囲内で活動できる場合は、途中で諦めず選考にも進んでみましょう。
企業が副業を許可しない理由
企業が副業を許可しない理由は主に3つ。
- お客様対応が伴う業務を副業とする場合、労働時間超過で本業へ影響が出てしまうから。
- 本業の経験を活かした業務を行なった場合、ノウハウが他社に流出する恐れがあるため。
- 万一本業より成功してしまった場合、会社を離れて人材が流出する恐れがあるから。
とくに、副業は体調を崩して本業へ支障をきたす部分を懸念して許可しないことがあるので、もし転職してから副業にチャレンジしてみたいと考えるのであれば、社外での課外活動に寛容である企業を選ぶようにしましょう。
おわりに
今回は「副業OKな会社の探し方」について解説しました。
本業で収入を伸ばせるなら一番ですが、もし望んだ条件が叶いそうにないなら、副業が可能な企業選びも検討してみてください。