転職は回数が増えてくると、活動にかける時間が長くなっていきがち。
とくに第二新卒を過ぎると、書類の通過率も極端に下がり、経歴に何もしない空白期間が発生。終いには志望意欲が低いと見なされ印象が悪くなってしまうことも…。
そこで今回は「空白期間のマイナスイメージを払拭する伝え方」について解説します。
面接でイメージを挽回したいと考える方は、ぜひ参考にしてみてください。
空白期間があると異業種転職が不利になる理由
ブランクが長引くことで不利に働く理由は、以下の通り。
- 仕事に対する勘や技術が低下しているという職務能力上の懸念
- 空白期間が長引いてしまうほどの欠陥があるという疑いを持たれるリスク
とくに後者は空白期間が長いほど「どこからも門前払いを食うほど、優れていないのだろうか?」とみられてしまい、人材としての希少性を損ねてしまいがち。
したがって転職活動を円滑に進めたいなら、いち早く就業先を決める必要があります。
空白期間をポジティブな理由にする方法
望んだ仕事を見つけられなく、自身で決めたスケジュール以上に転職活動が長引いてしまうことも少なくありません。
とはいえ、すでに発生してしまった空白期間を覆すことはできません。
そこで、面接の評価を下げない空白期間の理由の作り方について解説します。
課外活動で積極性をアピールする
実績で訴える方法としては、課外活動への参加を理由とした方法が一般的です。
具体的には、資格取得やコンテストへの出場・関連する講座の参加・実績作りとしての副業への取り組みなど。
転職や仕事に向き合う気持ちの強さを証明するのに役立ちます。
とくに転職活動では、仕事に対する意欲が最も重要視されるので、仕事や働き方に対するこだわりを捨てきれないのであれば、積み上げた実績で覚悟を見せつけましょう。
転職活動への取り組み・姿勢をアピールする
感情で訴える方法としては、転職活動にかける想いや姿勢を示す方法があります。
具体的には、転職成功までのスケジュール感や今までの活動はどういう戦略で行なってきたのかなど。
就業先を決めていくのに、どういう考えを経て、面接する企業を選んだのか。転職活動を長引かせてでも、達成したい目的があったのか。就業先を決めていくのに、基準や考えとしている姿勢を見せつけましょう。
ただ、中途採用は新卒採用と比べて、コストがかかる採用活動なので「生活が苦しいから」「どうしてもお金が必要だから」の理由だけでは、なかなか突破できません。
したがって転職する際は、感情で訴えるにしても「お願い」という形で、下手に出るような真似だけは避けましょう。
空白期間を長引かせたくないときの対処法
中には「貯金がなくて、空白期間なんて作っている場合ではない」ってこともあると思います。
そこで取り急ぎ転職を決めなければならない場合は「紹介予定派遣」の求人も探してみましょう。
「紹介予定派遣」とは、一定の試用期間中は「派遣社員」や「契約社員」として採用し、特定の条件をクリアしたら「正社員」として迎え入れてもらえる制度です。
「家庭にお金を入れていかないと生活がヤバい…」という方は、ぜひ「紹介予定派遣」からの正社員登用も検討してみてください。
おわりに
今回は「異業種転職で空白期間をネガティブな理由にしない伝え方」について解説しました。
「転職理由がどうしても愚痴っぽくなってしまう」「どうやっても言い訳にしかならなくて辛い…」と悩んでいる方は、ぜひ今回の記事を参考に空白期間を納得させる理由を考えてみてください。