カジュアル面談で選考フローを聞いていると、たまにリファレンスチェックといったものを要求されることがあります。
ただあまり聞き慣れないものということもあり、具体的に何をすれば良いか分からないという方も多いはず。
そこで、今回は「リファレンスチェックの実施目的と依頼方法」について解説します。
もしリファレンスチェックを受けることになったけど、何をするのかよく分かっていないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
最終選考前に要求されるリファレンスチェックって何？
職歴調査のことです。
具体的には、中途採用で応募してきた求職者が過去職場でどのように働いてきたのか。また履歴書や職務経歴書に記載されている経歴に偽りはないかなど。
書類だけでは判別しづらい情報を調べる際に行われます。
リファレンスチェックの目的と流れについて
ではなぜ、リファレンスチェックをやるのでしょうか。
1.リファレンスチェックの目的
企業側が求職者を採用することとなった場合、提出された書類に記載された内容を踏まえてミスマッチがないかどうか。人物的に企業へ不利益を起こさないかといった確認のために行われます。
理由として、商売をする上では会社の信用を守っていくことが求められるからです。
実際、企業としての信用が失われることになった場合、取引先との契約破棄や最悪賠償責任を負うこととなってしまいます。
このように、企業側が抱えてしまうリスクを少しでも軽減させるために、求職者自身の経歴チェックを行うというわけですね。
2.リファレンスチェックの流れ
流れとしては、以下の通り。
- 採用担当者が面接を受けにきた求職者にリファレンスチェックについての説明・実施の承認を取る
- 求職者は、過去の職場から自分の推薦者となる方を約2-3名ほど選出し、事前に推薦者候補には承認を取る
- 選出した推薦者の連絡先を採用担当者へ共有
- 採用担当者と選出した推薦者の2者間で日程調整
- 推薦者2-3名へ電話やメールを通じてインタビューが実施される
質問される内容については、過去の職場での勤務態度や性格に関する質問・その他推薦者側から見た求職者の長所・短所など。個人の特性が分かる質問などがされます。
なので、もしリファレンスチェックを実施する企業へ応募する場合は、自分に対して理解がある方を推薦者として選ぶようにしましょう。
かつての同僚や上司にリファレンスチェックを依頼する方法
知り合いや同僚を辿って上司の連絡先をゲットして、直接依頼してみましょう。
実際の依頼文の例は、以下の通り。
※文面は、LINEでのチャットを想定しています。
お疲れ様です！◯◯です。
現在転職活動中なのですが、最終選考目前でリファレンスチェックのため、過去の職場での私の勤務態度やスキル面などを第三者に伺いたいと言われておりまして、大変恐れ入りますが、推薦者として電話インタビューに応じてもらうことって可能でしょうか？
もし差し支えなければ、後日担当者を通じて日程調整ができればと思っています！
ご検討頂けますと幸いです。
メールの文章でない場合は、硬くなりすぎず、リファレンスチェックのために協力して欲しいということを伝えてみましょう。
このような文面を数人へ送って協力を依頼してみてください。
おわりに
今回は「リファレンスチェックの実施目的と依頼方法」について解説しました。
もしリファレンスチェックを実施する企業へ応募する場合は、ぜひ参考にしてみてください。
