転職で面接をしていると、自己PRが薄いと言われてしまった経験はありませんか?
ただ調べたものをなぞって文章を書くだけでは、自分の言葉にならず、有り体で薄い文章になってしまいがちです。
そこで今回は、ありきたりな言葉を自分ならではの文章に落とし込むために使えるマインドマップの作り方についてご紹介します。
もし書く文章が思いつかなくて困っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
文章が書けない原因は〇〇がないから
事前調査が足りていないからです。
ここでいう事前調査というのは、文章を構成する上でのキーワードであったり、エピソードを話す上での内容のこと。
例えば「苦労したもの」や「何でそもそも苦労したと感じたのか?」「苦労したものを経験して何か得たものや知見があったのか?」といったいわば情報や表現力です。
このように、その時その場面で何を思い、どうしたのか?といった生の情報が少なすぎるが故に文章が書けなくなるというわけです。
ただ「それらを表現しようにも言葉が思い浮かばないよ」って時に役立つのがマインドマップというものになります。
文章を作るために書ける要素を無限に掘り出す!マインドマップの作り方
マインドマップとは、キーワード・アイディアから情報の流れを整理する思考法のこと。
今回例としてご紹介する「Xmind」は、中でも無料で自由に使えるオンラインツールとして知られています。
基本的な使い方としては、ツールを公式ページよりダウンロードし起動してキーワードを並べるだけ。
以降はマインドマップの作り方についてです。流れとしては、下記の通り。
- テーマを決める
- トピックを決める
- トピックごとに名詞で物事を分解する
- 名詞で分解したものから「当時の気持ち」や「経験」を肉付けして記載する
1.テーマを決める
真ん中である枠には書きたい情報を置きます。
今回は例として、転職の面接で使う用のものということで「面接用」とします。
2.トピックを決める
次に書きたいトピックをまとめます。リモート面接のカンペで使うので、頻出で聞かれる質問に分類します。
例えば「趣味」「頑張ったこと」「貢献できるポイント」「転職軸」「今後やりたいこと」など。
過去・現在・未来の3つの軸に振り分けます。
3.トピックごとに名詞で物事を分解する
トピックに分類したら内容を埋めていきます。
例えば「趣味」なら「ネットサーフィン」や「ゲーム」のように、自分の情報について漏れなく内容をまとめます。
4.名詞で分解したものに「当時の気持ち」や「経験」を肉付けする
最後に、実際に3について取り組んだ際の気持ちや経験、なぜその行動に至ったのかを理由ベースでまとめましょう。
例えば「Twitter」が趣味なら「自分では経験できない新しい情報へ気軽に触れられるから」のように、ただ「楽しかった」「面白かった」というだけでなく、なぜそう感じたのかといった根拠もまとめられるようにしてみてください。
ここまでで情報をまとめられれば、以下の通りになります。
どうでしょうか?少しずつではありますが、情報がまとまってきていますよね。これを反復し、深掘りすることで自分ならではの言葉に変換できるようになります。
もし文章にできる要素が思いつかないという方は、ぜひ一度試してみてくださいね。
キーワードをより深く掘り下げたいなら
キーワードをより深く内容に統一性を持たせてまとめたいというならば「WHATツリー」や「WHYツリー」といったテーマに沿ったツリーで内容を分類してみましょう。
詳しいツリーの使い方については、下記の記事で紹介しています。もし気になった方は合わせてチェックしてみてください。
おわりに
今回は、文章が思いつかないときに書きたいことを無限に湧き出させるマインドマップの作り方について解説しました。
もし自己PRを書いているけど、書くべき要素がまとまらないというときは、ぜひ使ってみてください。
また下記の記事では、実際に文章をまとめる際の文章の型について紹介しています。気になった方は、合わせてチェックしてみてください。