転職先によっては「事務職を希望して入ったのに、営業職のサポートをお願いされた…」「入社前に聞いていた仕事のイメージとまるで違かった」なんてことも多いはず。
一方で入社当初は自由にキャリアを選べても、ある日突然異動を通達されてしまうことも少なくありません。
そこで、面接で聞かれる質問の一つに、突然の異動を命じられた場合はどうするか?というものがあります。
今回は、この質問に対する正しい答え方について解説します。
「自分の希望通りの条件で仕事は選びたいけど、どう答えれば良いか悩んでいる…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
「希望していない部署への異動を命じられたらどうしますか?」と尋ねる理由
採用においてミスマッチがないかを確認されるために聞かれます。
理由として、個人の能力を引き上げる上で、多彩な分野への知見を深めるため、異動を命じられる可能性があるからです。
実際、株式会社パーソル総合研究所が2021年に実施した「一般社員層(非管理職層)における異動配置に関する定量調査」の調査結果によれば、従業員300人以上の企業の経営層・人事652人中490人(75.2%)が「異動の意向がある」と回答。
また同じ経営層・人事652人中415人(63.7%)が「新卒~34歳くらいまで」の異動理由を「幅広い分野にわたって、多様な知識・経験を身につけさせるため」と回答しており、配置転換は度々発生しうる問題というのが伺えます。
なので、異動の可能性も考慮した上で応募しているかどうか。確認のために質問されるというわけです。
「希望していない部署への異動を命じられたらどうしますか?」に対する正しい答え方
答えるときは「異動の希望に関しては受け入れつつも、自分が描くキャリアパスが叶えられるかどうか」といったところを必ず確認しましょう。
というのも異動は企業側の都合であり、求職者自身が転職で何を叶えたいのか。異動が発生しても転職の目的は達成できるのかが重要だからです。
そこで答え方の例としては、以下の通り。
Q.希望していない部署への異動を命じられたらどうしますか?
A.まずは異動理由について確認し、異動先の部署で実績を上げられるよう努めます。
というのも、異動を依頼される以上は、何かしらの成果を期待しての配置転換であると思われるからです。
なので、仮に希望していない部署への異動を命じられたとしても、異動先で活躍することで、自分の希望する仕事の枠を勝ち取っていければと考えています。
ちなみに、仮に異動があるとすれば、例えばどのような部署が異動先の候補として挙がってくるのでしょうか?
部署異動のリスクが少ない求人の探し方
「でもせっかく転職するなら、部署異動もなく、やりたいことが実現できる・職種を選べるところで探したい!」と思う方も多いはず。
その場合は、企業のHPや求人サイトから同じ部署の人間が少ない企業を中心に探してみましょう。
理由として、プレイヤーの人数の競合が少なければ少ないほど、欠員を出しづらく、異動になるリスクを少しでも低減できるからです。
そこで、どうしても職種にこだわって仕事を選びたいという場合は、小規模で同じ部署の人間が少ない職場を中心に応募してみてください。
おわりに
今回は「希望していない部署への異動を命じられたらどうしますか?」に対する正しい答え方について解説しました。
答え方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。