仕事をする上で大切にしたいことを聞かれても、なかなか目の前のことでいっぱいいっぱいで、とくに思い浮かばないということも多いはず。
そこで今回は「仕事をする上で大切にしていることはありますか?」に対する正しい答え方について解説します。
もし答え方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
業務上で大切にしていることを尋ねる理由
求職者本人の積極性とコミュニケーション能力を測るために行います。
採用する以上は、前職で身につけた経験やスキルを使って働いてもらいたいですが、能力がきちんと現場で活かせなければ意味がありません。
例えば制作職であれば、モノを作れても作ったモノを依頼者に受け渡してチェックをもらって「納品」できないと成果物としてカウントされませんし、営業職であれば、お客様に「買います!」と言わせても入金を得られなければ「売上成果」に組み込まれないのです。
このように、自身が行なった行動がきちんと「結果」に紐づけられるものかどうか。
能力が本当の意味で活かされるかどうかというところをチェックするために聞かれます。
「仕事をする上で大切にしていることはありますか?」に対する正しい答え方
企業が評価で重要視しているポイントを質問の中から分析し「欲しがってそうな答え」を前職までに培った経験から提示するようにします。
気を付けるポイントとしては、2つ。
- あやふやな単語を使わずにアピールしたい能力の重要性を理解できるエピソードを話すこと
- 前職や想定しやすい具体例にはめて説明するようにすること
今回は、中でも頻出度や汎用性があるものを3パターンご紹介します。
1.「自主性」をアピールしたい場合
答え方としては、以下の通り。
Q.仕事をする上で大切にしていることはありますか?
A.業務で進捗があった場合は、途中経過でも進んだところまでを必ず自分から報告するようにしています。
というのも、仕事を進めていても、仕事を管理している方はどこまで仕事を進めたか分からないじゃないですか。何より、役職が上がれば上がるほど仕事量も多いので一人ひとりの仕事まで見れていないと思うんですよね。
なので、自分から定期的にここまでは進めましたっていうのを必ず上長や他のメンバーへ伝えるようにしています。
2.「論理的思考力」をアピールしたい場合
答え方としては、以下の通り。
Q.仕事をする上で大切にしていることはありますか?
A.他人に仕事のやり方を教えるときは「正確性」より相手の頭で内容をイメージできる「再現性」があるかどうかを心がけるようにしています。
というのも、同じ言葉でも個人によって認識している意味が異なる場合があるからです。
例えばアプリのマーケティング用語で「DPU」や「ARPU」とありますが、用語の意味が分からない相手に例えで教えても分からないじゃないですか。
だからまずは「一日にお金を使ってくれた人の数」とか「お客さんが1日に使ったお金」といったように相手がイメージしやすい言葉で説明するよう心がけています。
3.「コミュニケーション能力」をアピールしたい場合
答え方としては、以下の通り。
Q.仕事をする上で大切にしていることはありますか?
A.受発注の場面とかでいえば「定義」の確認を入念に行うようにしています。
というのも、同じ言葉でも個人によって認識している意味が異なる場合があるからです。
例えば「なる早で」と言われるケースは多いですが「早い」というものにも受注者が作る上での「早さ」と発注者が依頼→チェック→公開できる状態までの「早さ」では同じ意味でも認識的には大きく違うじゃないですか。
でも、この認識が一つズレるだけで仕事に対する「スピード感」って大きく変わると思うんですね。
なので、他人と仕事する際は自分が認識している「定義」と他人が認識している「定義」にズレがないかは必ず確認するようにします。
企業が求める人材に合致する部分をアピールしよう
答え方は千差万別で、企業が欲する回答はそれぞれ違います。
だからこそ、分析する際は、必ず求人情報や会社のHPを見て行う必要があるわけです。
もしなんとなく質問に答えてしまっている場合は、まずは企業分析から始めてみましょう。
具体的な方法については、下記の記事でまとめていますので、合わせてチェックしてみてください。
おわりに
今回は「仕事をする上で大切にしていることはありますか?」に対する正しい答え方について解説しました。
もし答え方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。