転職活動の回数が増えてきてしまった中でも、転職をしなければならないとなったときにやってしまいがちな大量エントリー。
しかし大量エントリーしていると、志望意欲が低い企業に応募してしまっていることも多く、中にはあまり希望していなかったけど選考に通ってしまったっていうものも…。
そこで今回は「転職で志望意欲がないのに書類選考に通っちゃった時の志望動機のまとめ方」について解説します。
もしどうしても志望動機が必要だけど思いつかないといった方は、ぜひ参考にしてみてください。
大量エントリーで書類選考に通ってしまった場合の対処例
対処例は以下のいずれかの2つ。
- 選考を進まずに辞退する
- 面接をとりあえず受けてみて判断する
とくに転職エージェントとかを使っていると、エージェントの信頼にも関わることから、最近だとエントリーしたものは必ず面接に出てくださいと言われることも少なくありません。
したがって辞退できない場合は、志望度は低くても、面接をとりあえず受けるようにしましょう。
志望意欲がない企業の志望動機のまとめ方
志望意欲は高くなくても、面接に出てみれば意外にやりたいことだったという場面もあるかもしれません。
なので消化試合と思わずに、最低限の対策はして面接に臨みましょう。
そこで、志望意欲がない企業の選考に進む際の志望動機のまとめ方についてもご紹介します。
※まとめ方の流れとしては、転職軸の設定方法のダイジェスト版です。もし完全版できちんと対策したいという方は、下記の記事で詳しく解説しているので、こちらをご活用ください。
1.面接する企業の業界内の立ち位置を調べる
業界の立ち位置を調べる方法としては、カオスマップを使います。
イメージは以下の通り(※下記は、ホテル業界のカオスマップです)。
カオスマップというのは、企業の有志がそれぞれ作っているもので、一枚のマップからざっくりとした大手の業界サービスや競合を見ることができる代物です。
ただ反面、メジャーなサービスや大手の業界サービスしか載っていないことが多いので、カオスマップを使う際は、あくまで面接を受ける会社は、どのサービスと類似または競合になるのかだけを探るようにしましょう。
2.業務的な共通点を求人情報から見つける
次に職務上の共通点を見つけてみましょう。見つけ方としては、求人情報に書かれている内容をもとに、そこから大体の仕事の流れを掴んでいきます。
とはいえ、想像で仕事を予測するには限界があるので「○○(職業名) 仕事内容」「○○(職業名) 仕事の流れ」といった感じで業務の内容から掘り下げて職業理解を深めます。
ここで抑えるべきポイントとしては「主要となる業務」と「前職で培った業務の中から転職先で活かせる部分」の2点。
上記2点を中心にリサーチしていきましょう。
書類選考に通ってしまった企業の面談を断るのも手
「本当にどうしても志望動機が作れない…」「どうやっても行きたい理由が思いつかない…」という時は、最悪辞退も検討してみましょう。
エントリーした以上、断らないのは確かに大事ですが、面接官も人なので、事情を説明すれば穏便に面接を破棄できます。
したがって本当に志望動機が思いつかない場合は、面接官の手を煩わせないために辞退するんだという気持ちを持って、先方に辞退を打診してみましょう。
おわりに
今回は「転職で志望意欲がないのに書類選考に通っちゃった時の志望動機のまとめ方」について解説しました。
迷惑をかけてしまうから断れないとズルズル引きづっているとかえって迷惑をかけてしまうこともあるので、もし本当に志望動機が思いつかないというときは、素直に辞退を申し出るようにしましょう。